ナニモノ図鑑、6ページ目。
ルール:ちゃんと話せた人か、掘れた人か、惚れた人を掲載。
今回は、ちょっと珍しい回です。
この人、いつもは自分のライブで、人の話を引き出す”ホスト側”なんですよ。
それを、酒スタックに引っ張り込んで、初めてゲスト席に座らせた。
今日の個体は、まさひろさん。
サブスタックの先生、として界隈に生息しています。
さぁ早速、恒例の掘り下げ三段活用。
第一印象、正直に言います。
『さわやかイケボおにいさん🎤』
声が、柔らかい。
爽やかで、ちょっとモテそうな。
(ズルい,ズルい,ズルい,ズルい,ズルい。)
名前まで被ってるんですよ。
マサヒロと、マサヒゲ。
爽やかと、ジョリジョリ。
これはもう、ヒゲが下がるやつです。
引き下がりました。
しかもこの人、初対面で僕にこう言うんです。
「ヒゲさんのアカウント、情報がなさすぎて全然わからない」って。
おうおう、そういうスタンスですか。
よっしゃ、やったろ。掘りまくったろ。
拝啓
まさひろさん親衛隊(ファン)の皆様へ。
僕が挟む冗談は、冗談で書くだけで、すべて冗談です。
まさひろさんのような、優しく、広い心で、お読みいただけますと幸いです。
敬具
僕、この人の「華金」の投稿に、毎週食いついてたんですよ。
金曜に華金ってタイムラインに流れてくると、ヒゲのアンテナがビンと立つ。
まさひろさんにも、バレてました。
「この人、会社員で、金曜を楽しみにしてる人だな」って。
はい。バレバレです。 (隠す気も、ない)
で、この人も毎週、華金投稿するから、サラリーマンの、
「汗がにおわない定時退社さわやかリーマン」
だろうな~って、勝手に思ってましたよ。
(スンマセン)
で、第二印象。
『負けず嫌いの、継続マン💪』
爽やかな顔して、この人、芯が強い。
一回始めたものを、なかなか、やめない。
本人が、自己紹介で、さらっと言うんですよ。
「挑戦する人生がいい。新しいことにチャレンジしたい欲は、子どもの頃から変わらない」
39歳。
なのに、子どもの頃から変わらない、と。
爽やかな声で言うから、つい聞き流しそうになるけど、これは、静かに熱い。
サブスタックに来たときも、そうでした。
ランキングを毎日見て、トップ10がぜんぶ攻略記事だと気づいて、「じゃあ、それに振り切る」で、迷わず振り切った。
サブスタに流れて来た、他のSNSの猛者たちを見て、こう思ったそうです。
「スタートラインが同じなら、量をやれば、そんなに差はつかない」
「もうそっちで負けてるんだから、ここで負けてたまるか」
爽やかな声の、奥のほう。
ちゃんと、したたかなんですよ、この人。
(イケボで「負けてたまるか」って。キュン死。)
土台がしっかりしてて、負けん気で登ってきた人。
継続力で、ここまで来た人。
——って、思ってたんです。ここまでは。
でも、掘り始めたら、崩れた。
ここからです。ヒゲのスイッチ、入ります。
引っかかったのは、朝の読書の話でした。
まさひろさん、努力のハードルが、やたら低いんですよ。
みんなが「頑張らなきゃできない」ことを、わりと軽く続けちゃう。
10年くらい前、朝活をやろうって話になって。
7時にカフェ集合で、みんなで読書しよう、と。
気づいたら、みんな来なくなって、まさひろさんだけ一人で読書してた。
「あー、ストイックな人なんだ」って、僕は思ったんです。
継続の鬼だ、と。
でも、理由を聞いたら、まったく違った。
言い出しっぺの人は、ずっと来てたんですって。
だから、その人を、一人にしたくなかった。
応援したかった。
だから、自分もちゃんと起きようと思って、続けた。
——そしたら、その言い出しっぺも、来なくなった。
(そこは、ちょっと笑いました。ごめんなさい)
でも、ここで、手が止まったんですよ。
この人の「継続」、根っこが、違う。
勝つためでも、ストイックでもない。
誰かを、一人にしないため。
(満を持して言います。ホレテマウやろー!)
負けん気の継続マン、じゃなかった。
第二印象、崩壊。
で、分からなくなった。
なんで、そこまでするのか。
なんで、来なくなった相手を、一人待ってまで、置いていかないのか。
ここが、今回のいちばん深いとこでした。
スコップ、持ち替えます。
(どう?キャラ付けの新しいセリフ)
まず、一段目。
小学校の話です。
小3までは、明るい子だった。 でも小4のクラス替えで、仲のいい友達が、全員、別のクラスに行った。
気づいたら、誰も知り合いのいない教室に、一人。
そこから、人見知りになった。
水泳をやめて、太って、目が悪くなってメガネになって。
デメキンみたいだ、と言われて、自分の顔が気持ち悪いと思って、笑えなくなった。
休み時間は、寝たふりをするしか、なかった。
小4のときの記憶は、ほとんどない、と言ってました。
——置いていかれたんですよ。この人。
自我が固まっていく、いちばん柔らかい時期に、一人、教室に取り残された。
その痛みが、たぶん、いちばん下の地層です。
これでも、配信で話した時からすると、とても綺麗に書いてます。
もっと、暗く重い話を、語っていただいた。
でも、これで終わりじゃ、なかった。
この人のどん底は、もっと、後に来る。
二段目。
ここからが、長く、深く、暗い。
まさひろさんは、映画が好きな子でした。
父親みたいな会社員じゃなくて、映画の主人公みたいな、かっこいい大人になりたかった。
中3で、美術の先生に「学年トップ3の実力がある」と言われて、初めて人に褒められて。
そこから、俳優を、目指した。
18歳から、動き始めた。 専門学校に行って、上京して、舞台に立って、劇団に入って。
でも、芽が、出なかった。
気づいたら、同級生はみんな新卒で社会人になって、給料をもらって、先に行ってた。
先を行ってたはずの自分が、追いつかれて、追い越された。
「来年こそ、来年こそ」で、1年ずつ、過ぎていく。
このまま同じ6年を繰り返したら、30歳、フリーター。
それだけは、ない、と。
——ここまでは、まだ、序章です。
俳優を、いったん離れることにした。
「経済力をつけてから、また戻ればいい。」
そういう体で。
そこで出会った人についていった先が、 自分の想像とは、まったく違う世界でした。
具体は、畳みます。
本人が、まだ現役で頑張ってる人たちに繋がるから、ここだけ伏せたいと。
そこは、僕も守ります。
(ヒゲは、あたなを守りたい。)
でも、これだけは言える。
信じて、飛び込んで、 時間も、お金も、仲間も、 少しずつ、少しずつ、失っていった。
しかも、抜けられなかった。
そこにしか、もう、繋がりが残ってなかったから。
抜けたら、全部、失う。
だから、結果を出すしかない。
でも、出そうとすればするほど、深みに、はまっていく。
底の底まで、行ったそうです。
本人の言葉を借りると、「地下帝国」みたいなところまで。
話を聞いた感じ、そんな映画チックなワードでは軽すぎる。
僕だと耐えられたか、分からない。
——さっきの、小4の教室を、思い出してください。
置いていかれた子は、大人になって、今度は、自分から底に飛び込んで、それでも、また一人になっていった。
受け身の痛みと、選んで負った痛みが、この人の中で、二重に、重なってるんですよ。
抜け出せたのは、一人の言葉でした。
今のパートナーです。
どれだけ「まだ頑張りたい」と言っても、その人は、まっすぐ、ぶつかってきた。
「10年やっても結果出ないって、国家プロジェクトかよ!」
「10年やって結果が出てないなら、それは、出ないよ」
(本人のために、忌憚なく。にしても、ウマいな。)
うすうす自分でも感じてたことを、 思いっきり、正面から言ってくれた。
人がどんどん離れていく中で、唯一そばにいてくれた人が、目を覚まさせてくれた。
そこから、やっと抜けた。
人生が、動き出したのは、ほんの、数年前だと。
で、ここが今回の核心。
底を見た人は、そこから、何を持って帰ってくるか。
まさひろさんが持って帰ってきたのは、恨みでも、教訓でもなかった。
「全部は、信じるな」
自分で確かめて、検証して、合ってればそれが正解。
合ってなければ、変える。
これを、近い人にだけ、静かに言うんです。
いい顔をしてる人を、100%信じると、本当に辛いことが起きる。
自分が、そうだったから。
分かりますか。
これ、脅しでも、被害者面でもないんですよ。
自分が落ちた穴の、地図を配ってるんです。
ここ、危ないよ。この人、あやしいよ。
そっち、行かないほうがいい。
自分が、全部の穴に、先に落ちておいたから、場所がぜんぶ分かる。
だから、この人の”先生”は、あんなに熱いんですよ。
全員の目に触れるところと、クローズドなところで、書くことを分ける。
言い方に、死ぬほど気をつける。
ずるく人を誘い込む人を見ると、許せなくて、でも、名指しで否定はしない。
敵を作るから。
だから、記事に、そっと散りばめる。
「誰かを否定するんじゃなく、何が大事か」を。
言葉のチョイスが、異常に丁寧なんです。
爽やかな声で、にこにこ喋りながら、 一語一語、地雷を避けるみたいに選んでる。
あれは、性格が良いから、じゃない。
底で、言葉に、殺されかけた人の慎重さです。
もう一個、証拠がありました。
おじいさんの話です。20代の前半で亡くしてる。
お葬式に、想像以上の人が来て、こんなに慕われてたんだ、と初めて知った。
子どもの頃、おじいさんは戦争の話をしてくれてたのに、 「またその話か」って、部屋を出ていってた。
もっと聞けばよかった。
そう思ったときには、もう、いなかった。
これは、”置いていかれた”んじゃなくて、”置いていってしまった”側の後悔です。
向きは逆でも、痛みの根っこは、同じ。
一人にした。間に合わなかった。
その後悔から、この人のいちばん遠い夢が、生まれてます。
「人の人生を、ひとつの作品として、残したい」
だから、なんですよ。
サブスタックの先生、っていう肩書きは、世を忍ぶ仮の姿で。
本体は、 底を見たから、もう、誰も、底に落とさせない人。
一人ぼっちの教室にも、あの地下帝国にも、もう、誰も、置いていかない人。
朝の読書で、来なくなった相手を待ったのも、
書けなくなった人に「辞めなくていい」と言うのも、
“全部は信じるな”を、近い人にだけ囁くのも、
人生を残したいって夢も、
ぜんぶ、同じ一本で、つながってる。
たぶん、まさひろさん自身が、いつもは引き出しに、しまってるやつです。
聞きたくなってしまった。
これだけ人を落とさせない人が、自分のことは、どう見てるか。
ライブで、聞いたんです。
「人生を100点満点にしたら、今、何点ですか」って。
今は順調になったのでは、と思って。
「30点」でした。
ずっと0か、マイナスだった。
だからやっと、30まで来た、って。
胸に来ました。
(まさひろ親衛隊に入りたい。)
誰よりも人を、底から引き上げようとしてる人が、自分は、まだ30点だと。
一番、人を一人にしない人が、 自分だけは、まだ、あの教室に、片足を残してるみたいな顔をしてる。
これから、どう人生を刻んでいくのか、大切に、見届けたい。
さて。
ここで、こっちに返ってきます。
ヒゲが図鑑を通して、自分を見つめるため。
僕は今、まさひろさんを、この図鑑に「残そう」としてます。
書きながら、気づきました。
あれ、この人も、”残す”人だ、って。
僕の図鑑と、まさひろさんの夢。
やってること、同じなんですよ。
人を、残す。
(「一緒にするな」ってのは聞こえてるよ)
でも、立ってる場所が、逆でした。
僕が人を残すのは、正直に言うと、 書きたいからです。
書いて、自分の心に、どう還元されるか。
矢印が、自分に向いてる。
まさひろさんが人を残すのは、 一人にしないため。
もう、落とさせないため。
矢印が、相手に向いてる。
同じ「残す」なのに、こんなに違う。
僕は、底なんて、まともに見たことないんですよ。
受け皿を狭くして、危ないものは、最初から受け取らないようにしてきた。
効率的な、傷つかない登り方です。
だから、この人みたいには書けない。
落ちた人の底が、体で分からないから。
爽やかなイケボから、静かに、宿題を渡されました。
自分のためじゃなく、残す。
落ちた場所を、恨まないで、地図に変える。
それ、僕はまだ、ちゃんとは知らない。
(華金には、これからも食いつきます。それは、それ)
第三印象、やっと言えます。
『底を見たから、人を底に行かせない人。』
さわやかイケボの裏に、負けん気の土台の下に、一人にされた小4の教室と、自分で飛び込んだ地下帝国が、ある。
その二つの底を、恨みにしないで、
「もう、誰も落とさせない」に、変えた人でした。
この個体、「まだ30点だと言い張るが、こちらの計測では、とっくに振り切れている」として、大切に図鑑に載せておきます。
最後に。
他の誰でもなく、
あなたが「サブスタックの先生」で良かった。
と、心から思います。
あとがき
ライブ中に、暗い話もあるけど、書いて良いか?と聞きました。
葛藤も、どん底も、出していい、と。
その許可を出せること自体が、もう、この人が底から戻ってきた証拠だよなあ、と思いながら書いてました。
初のKindleを出したそうです。
「底を見た人」が、書いた本。熱いに決まってます。
オンラインマーケティング1位
ダイレクトマーケティングで1位
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P.S.
次回の個体は、あの mona さん。
ゆるくフワっとしたアイコンの裏には、想像を絶する過去が。
大切に、書き上げます。
〔ライブ配信アーカイブ〕
〔ナニモノ図鑑アーカイブ〕










ヒゲさん!
ご丁寧に書いていただき、ありがとうございます✨
そうですね。僕より底辺を味わった人は、数人しか会ったことがありません🤭
だから、過去の自分のような、人を100%信じてしまう素直な人を見ると、守りたくなるんですよね!
これからもサブスタックの先生として笑顔を振りまきつつも、困っているひとを助けていきたいと思います☺️