はい、気まぐれヒゲ日記。
先日の大分へのプチ旅行、帰りは友達と車で宮崎に戻りました。
車で3時間、ずっとしゃべってたんですけど、この友達がまた面白い子で。
ヒゲとは完全に正反対の人。
(便宜上、ここでは田中って呼ばせてください)
世界や日本のいろんなところを定期的に旅してる、楽しい・面白いを自分の足で感じにいくタイプ。
この日も山口から来てた。でも、勉強はちょっぴり苦手😉
一方のヒゲは、先に頭で考えて慎重に、みたいなタイプ。
(外の世界を旅する友達と、頭の中を旅するヒゲ)
でね、ふと思ったんですよ。
田中のほうが、価値、でかくなってきてないか?
だって、勉強で身につくやつって、どんどんAIが代わりにやれる時代になってきてる。
でも、田中が積み上げてきた「行った・見た・食った・会った」は、AIには代われない。
たぶん、そこから今回の会話が始まった気がします。
で、話しながら、僕は僕で考えてたんです。
「じゃあAI時代に考える力は必要か?」って。
結論、とても必要だと思ってます。特に、問いを立てる力。
でもね、これを10年前のヒゲに言ったら、たぶんこうなる。
「問い?……はい?ポカン。」(そりゃそう)
だって、問いとか言われても、その時の僕には抽象度が高すぎて。。。
今なら理解できるんですが、それを職場の若手に説明してみようって思った時に、整理が必要だなと思ったので、ここで勝手に整理します。
ちょっとタイムスリップして、若ヒゲの頃の話。
コロナが来て、会社が潰れるかもって焦ったことがあったんです。
そのとき気づいたのが、「いま仕事無くなっても自分、何も持ってねえ~」ということ。
(ちなみに会社はその後びっくりするくらい伸び続けた)
で、時間だけはあったから、マーケの勉強を始めました。
めんどくさがり屋で人見知りなので、仕組で稼ぐ方が良いと思ったから。
(なんてすばらしくない動機)
本を年間100冊超読んだんですよ。
その途中で、「マーケの本質ってライティングじゃない?」と思ってライティングに寄せた。
SNSもかじった、SEOもやった、コーディングまで手を出した。
(何屋になる気だったのか)
ある程度できるようになった頃、ふと思ったんです。
これ、やれば誰でもできるやつだな。
上には追い付けないし、後発にも差がつけにくい。
一通りやったあとに自分で気づくのも、まぁまぁつらい。
ノウハウとかスキルって、全部「方法」でしかない。
包丁の使い方をどれだけ極めても、何を作るか決まってなければ、ただ野菜を切ってるだけなんですよね。
戦略があって、その戦略があるから、ノウハウが効く。
戦略がなければ、包丁さばきは、ただの手さばき。
じゃあ戦略はどこから出てくるかっていうと、考え抜くことからしか出てこない。
そう、根っこはそこにいた。考えること。
判断って、全部、頭からしか出てこないんですよね。
知ってました?
(当たり前だけど、当時のヒゲには大発見)
じゃあ頭の使い方を学ぼう、と思って、今度はロジカルシンキングの本を30冊くらい読んだ。
(また本かい、というツッコミは受け付けます)
ちなみに高校卒業するまで、合計20冊も読んだことない。
その前のマーケの勉強でわかったのが、「アウトプットしながら学ぶと圧倒的に速い」ということ。
だから、ロジカルシンキングも同じことをやったんです。
会社を、アウトプットの実験場にしました✨
(会社のみなさん、スンマセン)
それまで正直、仕事に熱なんてなかったです。
でも、実験場だと思った瞬間、面白くなってきちゃって。
すべての判断を、ロジカルシンキングの手順に沿って徹底的にやりました。
最初はめちゃくちゃ時間がかかって、夕方には毎日、頭が重くなってました。
いや、重いどころじゃなくて、まじで鼻血出そうなくらいでした。
でも、判断できることが増えていったころから、いろいろ変わってきたんです。
まず、悩むことが減った。
正しく考えれば解けるって分かったから。
怖いものが減った。分かれば怖くないから。
失敗が怖くなくなった。次の判断の材料になるから。
迷いが減った。
変えられるものと、変えられないものが見えるようになって、余計なところに頭を使わなくなったから。
このへんで、次のステージが見え始めるんですよ。
一個一個の判断だけじゃなくて、全体の構造が見えるようになる。
点じゃなくて、面。
全体を眺めて、「どこ」と「どこ」がどう繋がっているかが見える。
で、面が見えるようになると、今度は時間軸が乗っかってくる。
この構造で時間が経つとどうなるか。
ここをいじったら、半年後に何が起きるか。
面が、立体になる。
そう、いわゆる俯瞰ってやつでしょうか。
構造が立体で見えると、次に見えてくるのは、急所。
全部いじる必要はない。
ここを1つ動かせば、全体が動く、っていう場所があるんです。
かっこ良く言うとレバレッジポイント、というやつ。
普通に言うと、てこの支点。
(カタカナ使うなっ)
そして、急所が見えてはじめて、本当に問うべきことが見えてくる。
考える → 構造で捉える → 立体で見る → 急所を見極める → 問う
たぶんこの順番。
で、ここでやっとAIの話に戻ります。
(車の中の会話、そういえばここらへんからだった)
情報を正しく渡せば、AIは構造化して、答えまで出してくれる。
つまり、AI時代に人間側に残るのは、「何を問うか」と「どんな材料を渡すか」。
プロンプトって呼ばれてるあれ、要するに問いに近い。
例えるなら、こう。
AIは、こっちが渡した材料でしか料理を作れない。
カレーの材料を渡したら、返ってくるのはカレー。
牛丼にはならない。
(当たりまめ)
で、問いはというと、釣り針に似てる。
同じ海に垂らしても、針の形と、垂らす深さと、垂らす場所で、釣れる魚が変わる。
表層に浅く垂らせば、表層の魚しか釣れない。
深く、狙って垂らせば、深いところの魚が釣れる。
(釣りしないのに偉そうに)
AIの答えの深さは、問いの深さで決まる。
そして、問いの深さは、構造がどれだけ立体で見えているかで決まるかなと。
急所が見えてなければ、深いところに針は垂らせない。
(異論は郵送で送ってください)
だから、問いを立てる力は、これから間違いなく大事になるかなと。
でもこれ、いきなり手に入るものじゃないんですよね。
考える力っていう地面があって、
その上に構造を捉える階があって、
その上に立体で見る階があって、
その上に急所を見る階があって、
いちばん上に問いがある。
一階から順番に上がるしかない。
(エレベーターがないのがつらいところ)
10年前のヒゲに「問いを立てる力が大事だよ」って言ってもポカンだったのは、まだ一階にも足を踏み入れてなかったから。
順番を飛ばして、屋上の景色だけ渡されても、そりゃ「はい?」ってなる。
……で、ここまで書いてて思ったんですけど。
冒頭の友達。
田中は、そもそも別の階段を登ってるんですよね。
ヒゲは頭の中で立体を組み立ててる。
田中は、実際に歩き回って、身体で立体を掴んでる。
で、AIの話に戻すと、これがまた面白くて。
AIを動かすのに必要なのって、問いと材料なんですよね。
僕が積み上げてきたのは、問いを立てる側の力。
田中が積み上げてきたのは、材料の側。
しかも、田中の材料は、一次情報。
自分の足で行って、自分の目で見て、自分で食って会った、田中にしか渡せないやつ。
(AIには絶対に持ってこれない材料)
だからね、思ったんです。
どっちも要る。
問いだけあっても、渡す材料が薄ければ、返ってくる答えも薄い。
材料だけあっても、問いが甘ければ、宝の持ち腐れ。
そんなこんなで、ここ最近のヒゲは、いつもしないことをしようとしてるんです。
頭の中じゃなくて、外に出て、身体で何かを掴みにいく。
(大分に行ったのも、たぶんその一環だった気がしてます)
正反対の友達を見てて、やっぱこっち側 (材料) は、まだまだだなあ~って思ったから。
大分からの帰り道、車の中でここまでの話をしたわけじゃないですよ。
(もしそこまでしゃべってたら田中に降ろされてた)
でも、あの会話の余韻がずっと残ってて、昨日の朝活 ( 奥田裕之|深世界 ) のときにも「考えること・構造化」の話がクロスして、じゃあ一回、頭の中を整理しておこうと思って書いたのがこれ。
田中、次はどこ行くんだろ。
ヒゲも次はどこへ行こうか、考えてます。



マサさん、初めまして
「問い」と「材料」の話、面白いです。
子育てをしていると「考えたこと」よりも「実際にやってみたこと」のほうが、
次の問いにつながることがよくあります。
考えることと動くことの往復が大切だと感じました。
ヒゲさん、ロジカルシンキングを30冊読んだとか!すごいわぁ。努力の人。1番読みやすくて簡単な本、教えて?🥹🥹🥹